KeT-LMSの使い方     2024-02-22

  1. 準備
    1. 1. ketcindyを最新版(4.4.xx)に更新する
    2. 2. ket-lmsをダウンロード
      • 右下にあるReleases/Latestバージョンをクリック
      • ダウンロードしたzipを解凍するとketmath(-バージョン)ができる
        • subj-001 : subjは科目名など,001は問題記号(回数や日付など)
          • フォルダはdata(課題,結果用),embeddata(組込み用)
          • ファイルは課題用org,採点用org,作成用toolketmath.cdyなど
          • 名称変更(例えば math-0401)して適当な場所におく(-は残す)
        • misc : 説明HTML,各種orgファイルなどが入っている
      • dataにstudent(y).txtとquestion(q-n).txtを入れる
          (y)は年度(2023)など,q-nは問題記号-番号(001-1)
    3. 3. 複数のクラス(例えばA,B)があるとき
      • dataA,dataBを作る
      • questionは同名でもよい
      • toolketmathではdataのボタンクリックで切り替える
  2. [1] question(q-n)ファイルの作成
    1.   KeT-LMSの課題ファイルを参照
  3. [2] Maximaによる正解のチェック
    1. 1. toolkemath.cdyを立ち上げる
    2. 2.「Mxansを作成」を選ぶ
      1.  ・2回押せば,強制実行
      2.  ・ファイルを選べば(赤字になる)それだけが実行(以下同じ)
      3. (1) 結果が表示され,dataの中にmxans(q-n).txtができる
      4. (3) 確認してからリセットを押す
  4. [3] kettaskの作成
    1. 1.「1.tasklineを作成」を押す
      1.  ・1taskline(q-n)と2anssheet(q-n)ができる
    2. 2.「2.kettaskに組込」を押す
      1. (1) orgvかorgvnr(ketmathルール表なし)を選ぶ
      2. (2) 実行するとkettask(q-n).htmlができる
      3. (3) 適当なWebサイトにアップしてurlを取得する
      4. (4) urlを学生に配付
    3. 注)「総括ファイル作成」を実行しておくと問題の確認に便利
         sumqueall(q-n).txt(問題データすべて)
         sumqueque(q-n).txt(問のみ)
         sumtable(q-n).csv(一覧表.ここでは無意味)
  5. [4] kettaskへのpngの組込み
    1. 1. embeddataに(q-n).pngを入れる
    2. 2, toolembed.cdyを立ち上げる
         エラー(1) HTMLに書き出す を実行
         エラー(2) kettaskv(q-n).を作っていない
         エラーを修正したらResetを押す
    3. 3. メディアブラウザに(q-n).pngを登録する
    4. 4. 上の左ボタンが Imagであることを確かめる
         注)クリックするとDrawに変わる
    5. 5. ステップを3回押す
      1.  (1) (q-n).pngファイルから (q-n)png.txtを作成
      2.  (2) 図を表示
           ・T3,Sを動かして中心位置とスケールを決める
           ・Goを押すと,(q-n)script.txtを作成
      3.  (3) embed>htmlにしてGoを押すと同名のkettaskvに組込み(imが付く)
      4.  (注)<<, <, >, >> を押すと図ファイルを変更できる
  6. [5] kettaskへのketcindyjsスクリプトの組込み
    1. 1. スクリプトを記述した(q-n)draw.txtをembeddataに入れる
      • Mvpt, Rmpt, Mviist, Mvplotdata, Mvcircledata, Mvdrwxyが使える
          Mvpt(1,5) 標準座標[1,5]の点の画面座標
          Mvlist("1",[p1,p2]) Mvpt(p1),Mvpt(pt)の線分(名前はmsg1)
      • 幾何点を使うときは1行目に //create(A,B,...)
      • //で始まり最後に // add embed がついた行は,埋め込時に追加される
      •   //if(nqu>0, ...,//add embed #nqu はページ番号
      • if(ketlibflg==1,...,ketlibflg=0;)は最初に一度だけ実行される
    2. 2. toolembedcdyの画面でImagをクリックしてDrawに変える
    3. 3. O, Sを動かして図の位置とスケールを決める
    4. 4. OS保存とGoを押すと,O, Sの位置がkettaskv(q-n)os.txtに保存される
    5. 5. EmbedとGoを押してkettaskv(drが付く)に組込む
  7. [6] ketscoreによる採点
    1. 1. 回収した答案データをdata/anssheetallにコピーする
    2. 2. anssheet分割 を選び,実行する
         問題ごとの2anssheet.txtにコピーされる
    3. 3. scoreline作成 を選び,実行する
           4scoreline(q-n).txtができる
    4. 4. ketscore組込 を選び,実行する
         ・ketscorev(q-n).htmlができる
         ・このファイルを開けば直接採点ができる
         ・採点が終わったらRecを押す
           最下段のデータを4scoresheet(q-n).txtにコピーする
    5. 5. Maximaによる採点を選び,実行する
         (1) エラーがある場合
         ・errormaxima(q).txtに追加される
         ・3scoreline(q-n)を修正する
         ・そのファイルだけを選んで強制的に実行
         ・エラーがなくなるまで繰り返し行う
         (2) 4_scoresheet(q-n)ができる
    6. 6. ketscore(q-n).htmlを立ち上げる
          4_scoresheetI(q-n)の中身を最下欄にコピー
    7. 7. st, pgを動かして,得点を確認修正する
         ・コメントは,点数のあとに :: をつけて書く
    8. 8. Rec を押し,最下欄の行を4_scoresheetの2行目にコピー
         ・Maxima採点しないときは,4scoresheetallにコピー
    9. 9. scoresheet分割 を押すと,問題別の4scoresheet(q-n).txtができる
  8. [7] 返却と集計
    1. 1. 8と9のボタンで学生ごとの成績票を作成する
    2. 2. 11を押すと,Dropboxの学生ごとのフォルダにコピーされる
    3. 3. 10の総括ファイル を押すと,成績一覧表ができる.